こんにちは。
鶴太郎一門(自称)のすけです。
突然ですが、ぼくは片岡鶴太郎さんが大好きです。
出展:片岡鶴太郎OFFICIAL WEBSITE
大好きすぎて勝手に師匠とお呼びし、直筆でファンレターを書いたこともあります。
まさにファン中のファン。
TOP OF 鶴太郎ファン。
それがわたくし、すけなのです。
(ファンクラブがあれば間違いなく一桁台でしょう)
そんな師匠の話になると、いつもどこが好きなのって、トンチンカンなこと聞かれるんですけど、全部に決まってますやんか。そんなん。
まあでもこれはブログですからね、全部とか言っても始まらないし、その余りある魅力を敢えて一言で言いましょう!!それは、
「心が豊かなところ」
です。
て急に言われてもよくわかりませんよね。心の豊かさって。
なので今日は師匠が大好きな、江戸時代の歌人「良寛」の俳句で、それがどういうことかをご紹介しましょう。
■「ぬす人に取り残されし窓の月 」
良寛さんはほとんど物を持たずに、身ひとつで生きてきて、持っていたのはせんべい布団と掛け布団だけでした。
ある夜、良寛さんが寝ていると、なにを間違えたか泥棒が庵に入ってきたそうな。
でも当然、良寛さんの住む庵には盗むようなものはなにもないわけで。
泥棒は困ったあげく、良寛さん唯一の所持品である掛け布団を持っていこうとしたのでした。
すると良寛さんは、
「掛け布団を持っていくのか。こんなところから物を盗むなんて気の毒な人だなぁ。」
と思い、寝返りをうつふりをして体をずらし、泥棒に掛け蒲団を持って行かせたそうです。
泥棒が出ていった後、
「ああ、たった一枚の掛け布団もとられたか・・・」
と思いながら、ふと空を見ると、丸い月が夜空にぽっかり浮かんでいる。
良寛さんは、泥棒もさすがにこの月だけは持っていけなかったのかと感じ、詠んだ句が、
『ぬす人に取りのこされし窓の月』
なんですねえ。
・・・
・・・
・・・
いや~~~~
豊か!
わかりますか?この豊かさが。
きっとこういうことなんですよ!
欲を持たない!これが大事。
くううう!かっこいいです!!
師匠!良寛さん!今日も勉強になりました。
僕も無欲に、心豊かに生きます!
ああ、ちょっとすみません。
電話ですね。
あ、これ出たほうがいいやつや。
ちょっとすいませんね。
もしもし、どしたん?
飲みね~
今日はちょっと厳しいなあ。
いや、予定入ってるとかじゃないんやけど、気分的に。
いま無欲中やからね、おれ。
良寛さんや。江戸時代の歌人。
知ってるやろ?
え、なに。
パチンコで8万買ったからおごる?
・・・
・・・
・・・
・・・
そりゃ話ちごてくるよ~?
ほなすぐいくよ~?日報も書かんと行くよ~?
あーうん。はい、はい。
はーい。
したら10分後に、改札前で。
はーい。ほなあとで。
あっすみません。
急な仕事の依頼でした。
いや~~~
今日は良寛さんみたいにゆっくり月でも眺めようかな~
なんて思ってたんですけど、仕事は仕方ないですね。
うんうん。
どうしようもないな、コレばっかりは。
ちょっとすぐ出ないとなんで、今日はこのへんで失礼しますが、
みなさんも豊かな心になれるといいですね。
じゃあ時間もないので、最後にいつものいっときますか?
はい、おててのしわとしわを合わせて?
なーむー
以上。すけでした。
それでは、また。
師匠の新刊、絶賛発売中です。

- famy編集部
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元ゼクシィの職員。
恋愛の研究がライフワーク。
famyでは主に男女の人間関係に関わる情報を発信していきます!
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