【看護師監修】子供の嘔吐の原因は?感染を防ぐ対処法とホームケア

子どもが下痢や嘔吐をしたときって対処のしかたに困りますよね。

「嘔物はどう処理したらいいの?」

「病院へ連れていくべき?」

など、困惑しているのではないでしょうか?

今回、現役看護師に協力していただき、病院へ連れて行くタイミングから、対処法まで詳しく教えていただきました。

誤った判断をしないように、しっかりと理解しておきましょう!

看護師紹介
野中貴子
野中貴子

2人の子供を持つ看護師ママです。子供はすっかり大きくなり今年下の子、通称チョロ松がやっと就職しました。看護師経験は30年以上で小児科勤務経験もあります。現在は訪問看護師として住み慣れた在宅で治療しながら過ごしている患者様の看護をしています。

嘔吐の原因は感染症胃腸炎?

感染症胃腸炎は、ウイルス、あるいは細菌などの感染性病原体が原因で吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの急性の胃腸炎症状を引き起こす病気です。

例えばウイルス性の場合はノロウイルスロタウイルスなど。

細菌性の場合、サルモネラ、腸炎ボブリオなどです。

年長児以上の小児、成人では細菌性胃腸炎の頻度が高いのですが、乳幼児ではウイルス性胃腸炎の頻度が圧倒的に多くなります。

病院へ行くタイミングは?

下痢や嘔吐で食事、水分が取れない場合は脱水になる可能性があります。

摂取が困難な場合は早めに病院を受診しましょう。

尿の量、濃さ、回数、皮膚の乾燥状態で脱水の可能性を判断できるため観察をしましょう。飲んだり、食べたりが出来ている様ならば緊急性はありませんが上記の様な症状がある場合はなるべく早く受診しましょう。

小児は急変しやすいので安易な判断は禁物です。症状観察はおこたらないことが大切です。

自宅でできるホームケア・対処法

ホームケア

食事よりも水分補給が大切!

食事が多少食べれなかったとしても問題ありません。

それよりも水分補給が重要になります。脱水にならないように水分は摂るようにしましょう。

水分補給の方法

水分を一気に与えることはせず、少量ずつこまめに勧めるようにしましょう。

電解質不足とならないように経口補水液を飲ませるようにしましょう。

味が特殊ですので嫌がる場合は少量のカルピスで味をごまかすなど工夫をして飲ませるようにしてください。

下痢止めは危逆に険なリスクになることも!

下痢便、軟便を介して菌が体外に排出されるという治癒経過をたどるため、安易に下痢を止めることは、逆にリスクがあります。

病院の先生の判断をあおぎましょう。

対処法

1.感染力が強いため吐物、便の処理後の不十分な手洗いでは感染してしまう可能性があります。

手袋やエチケット袋などを使い感染拡大を予防しましょう。

2.なるべく隔離して感染を予防しましょう。吐物、排便の処理後は汚物の処理を慎重に行い、家族全員で手洗いは徹底しましょう。

3.床などに吐物が付着した場合は、次の『処理グッズ』に記載している次亜塩素酸の消毒液でふき取りましょう。

二次感染を防ぐ!吐いたときの処理グッズ

あると便利なもの

・次亜塩素酸ナトリウム系の消毒薬➡100倍に薄めた塩素系漂白剤(500㎖ペットボトル+市販の塩素系漂白剤をペットボトルキャップ1杯約5㎖を薄める)

 *間違って飲まないように気を付けましょう。使用後はすぐに破棄してください。

・使い捨てできる布(ウエス、キッチンペーパーなど)

・使い捨てマスク

・使い捨てエプロン

・使い捨て手袋(手袋は2重で使いましょう!)

自宅での過ごし方

下痢、嘔吐の症状が強い時、食事は無理に摂取をさせなくてもよいです。

一時間おきに50㎖~70㎖の経口補水液や水を交互に飲ませることは続けましょう。

冷たいものは胃腸に刺激があるので常温のものを飲ませるようにしましょう。

食事が食べれるようなら消化の良い粥、うどん、のど越しの良いプリン、ゼリー、野菜スープなどがお勧めです。

甘いオレンジジュースや炭酸飲料はやめましょう。

治るまでの目安期間と幼稚園・学校について

治るまでどのくらいかかる?

個人差はありますが、目安としては下記のとおりです。

ノロウイルス 1~2日

ロタウイルス 5~6日

1か月は便中にウイルスが排泄されます。感染予防対策をしっかり続けましょう。

小学校や幼稚園には行かせていいの?

学校保健安全法で感染性胃腸炎は掲載されていないことから出席停止措置は取られませんが感染拡大を防ぐため園、学校は第三種として出席停止にすることが出来ます。

それぞれの園、学校の対応を確認しましょう。

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famy
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